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巻頭特集 06 学会長 小橋 透 (北海道言語聴覚士会) 秋も一段と深まった快晴のなか、11月25日に 和歌山市中央コミュニティセンターにおいて開 催された第3回全国研修会に参加させていただ きました。私自身、日々の臨床のなかで訓練効果 に疑問を抱くことがあり、また最近よく耳にする “社会的コミュニケーション”について大変興味 があったので、この開催案内を見て迷わず申し 込みました。  埼玉医科大学国際医療センターリハビリテー ション科の前島伸一郎先生による『リハビリテー ションプログラムと効果の検証』では、治療を検 証するためには、個々の患者の病状をしっかりと 捉え、臨床的評価を十分に行った上で、言語聴 覚療法を施行していく必要があると熱くお話し いただきました。この講義を通して医学的進歩 のなかで言語聴覚療法の更なる可能性を引き出 すヒントを与えていただき、また私たち言語聴覚 士を進化させていくためのエールを送ってくだ さったのだと感じました。  畿央大学大学院健康科学研究科の森岡周先 生による『社会的コミュニケーションの神経科 学』では、人間が持つ社会脳に関する科学的知 見について、心の理論・共感・意思決定などを中 心にお話しいただきました。アイコンタクト等の 非言語的コミュニケーションの重要性を改めて 理解することができ、最新の神経科学的知見か ら情動発現を今後の臨床でも考慮しなければな らないと思いました。  日々の業務で忘れがちなことに向き合うこと ができ、言語聴覚士として今後も進化し続けて いけるよう研鑽を積んでいきたいと思う中身の 濃い研修会でした。講師の先生方、ご多忙のな かご講義いただきありがとうございました。 第3回全国研修会 和歌山会場 参加記 医学的進歩の中で言語聴覚療法の更なる可能性を 引き出すヒントを得ました 独立行政法人 労働者健康福祉機構 和歌山労災病院 岩本 吉城 和歌山会場実行委員 森岡 周先生前島 伸一郎先生