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01 会長 深浦 順一  平成16年度より臨床研修医制度が発足し ました。基本的診療能力を修得することを目 的に研修指定病院で2年間の研修を行い、一 人前の医師となります。卒前には2年間近くの 臨床実習を履修した上に、卒後の本研修が義 務づけられています。平成18年には歯科医師 についても開始されました。さらに、平成22 年には新人看護職員研修が努力義務となりま した。「保健師、助産師、看護師は、免許を受け た後も、臨床研修等を受け、その資質向上に 努めなければならない」と保健師助産師看護 師法に明記され、看護師等の人材確保の促進 に関する法律では「病院等の開設者等は、・・・ (中略)・・・新たに業務に従事する看護師等に対 する臨床研修その他の研修の実施、看護師等 が自ら研修を受ける機会を確保できるように するために必要な配慮その他の措置を講ずる よう努めなければならない。」と定められてい ます。  医療に関連する専門職の卒後新人教育、そ の後の生涯学習の充実は国民の命と健康を 守るために重要なことです。看護師の新人研 修が努力義務になったことは喜ばしいことで、 医療職全般に適応されることを望みたいと思 います。最近、リハビリテーション専門職の研 修プログラムを作成し、実施している病院が増 えてきています。若い入職者が増え、その資質 の維持・向上が施設にとっても重要な課題に なっているからだと思います。また、本協会を 含め多くの専門職の職能団体が生涯学習制 度や認定制度、専門制度を構築しています。施 設で実施される研修プログラムにこの生涯学 習プログラムが加味され、さらにそれが努力 義務として謳われれば、各医療職の専門性の 向上が期待できます。  本協会と理学療法士協会、作業療法士協会 は共同で国の概算要求に新人教育の義務化 を要望しています。各協会とも若い会員が増 えており、その質の維持、向上に対する国とし ての取り組みの必要性を痛感しているからで す。  本協会はこの要望の実現を目指すととも に、今後も生涯学習システムの充実、認定言語 聴覚士制度の確立、専門言語聴覚士制度の創 設に向けて努力いたします。言語聴覚士も「免 許を受けた後も、臨床研修等を受け、その資 質向上に努めなければならない」のです。会員 の皆さんも基礎講座・専門講座の履修、学会等 への参加、認定言語聴覚士講習会の受講等を 通して、さらに研鑽に励んでいただきたいと思 います。入会されていない方は研鑽の機会が 少なくなりますので、ぜひ協会に入会していた だき、専門職としての資質向上に努めていた だきたいと思います。 卒後新人教育の義務化と 生涯学習の充実を目指して 音声ファイル再生