
言語聴覚士免許取得:平成14年
佐々木 蘭子さん
臨床経験8年
勤務先:春日居リハビリテーション病院
私は「話す こと」が好きです。
人の「笑顔」をみることがとても好きです。
リハビリテーションの道に進んだ姉の影響から「言語聴覚士」という仕事を知りました。
コミュニケーションに困難を抱えた患者様の手助けになる「言語聴覚士」という仕事に魅力を感じ、専門学校へ入学しました。
専門学校では基礎科目から専門科目まで多くのことを学ばなければいけませんでした。実習やレポートの作成など毎日が大変でしたが、同じ志を持つ仲間と励ましあいながら楽しい学生生活を送ることが出来ました。
言語聴覚士免許を取得後は、医療機関に就職しました。
日々、たくさんの患者様と接する中で「言語障害」は単に言葉が不自由なだけではなく、人と言葉を交わす楽しみや人とのふれあい、言葉によってもたらされる安らぎ、生きる自信、楽しいコミュニケーションの機会も奪われてしまうことに気付き、自分には患者様や御家族を上手くサポートできるのか不安のほうが大きく、悩む日々も少なくありませんでした。
そんな日々から救ってくれたのは患者様の『ありがとう』の言葉でした。
それを機に患者様がどんな方法ならコミュニケーションが図れやすいのか、患者様がコミュニケーションを嫌がらず楽しめる環境を提供できるように家族を含めた周囲の人たちの理解を促す働きかけを自分なりに心がけました。
現在、17名の患者様と関わっております。訓練室や病棟で患者様がみせる「笑顔」が私をも笑顔にしてくれ、毎日たくさんの「笑顔」に囲まれ仕事に励んでおります。
「笑顔がコミュニケーションの基本」をモットーに、患者様がコミュニケーションの喜びを感じ、笑顔で社会に復帰されることに少しでもお役に立てるよう努力していきたいと思います。


言語聴覚士免許取得:平成16年
水野 江美さん
臨床経験6年
勤務先:諏訪中央病院
当院は一般床、回復期リハビリ病棟、療養型病棟、緩和ケア病棟をもつ、全362床の総合病院です。
現在、約70名のお子さんが外来で通ってきています。年々、その数は増える一方。家では問題ないのに保育園では1人遊びが目立つなど、昔なら問題視されなかっただろうお子さんが市の事業を通じて「見る目を養った」保育士さんたちから紹介されてきます。
Aくんは、広汎性発達障害、言語発達遅滞と診断された男の子。病院に通い始めたときは、4歳でしたが、ほとんど喋らず、視線も合わず、1人で黙々と遊ぶお子さんでした。その子が6歳になる今では、「今は誰がしゃべる番かな?」と確認しなければならない位、よく喋ります。
地図のことならまかせて、保育園のリーダー格の子にも負けないそうです。先日、「○○くんわパンやさんになりたい」と文字を添えて素敵な絵を描いてくれました。Aくんはもうすぐ小学校入学を迎えます。お子さんの成長はとてつもないです!
どんなにゆっくりに見えてもお子さんは自然に成長していくもの。そのほんの少しのお手伝い、力添えをしているだけ。「先生のおかげです」だなんて、全くおこがましい。病院で月に1回、2回、40分でできることなんてたかがしれています。やはりお母さんの関わりが最も肝要。
「お母さんが変わると子どもも変わる」当院の先輩STのことばです。お子さんの変化に気付いてお母さんと共感しあえたとき、何よりうれしいときです。
私のST歴は丸6年となりました。そのうち小児歴は約半分です。「小児やってます」と胸を張って言える自信は正直まだまだありません。子育て経験のない私はお母さんにいつも引け目を感じています。今どきのお母さんたちは仕事を持って、家事に、子育てに、忙し過ぎる日々を送ってらっしゃいます。まずはお母さんの頑張りをほめる、病院がお母さんにほっとした気持ちで、また来たいと思ってもらえる場であるといいなあと思っています。